中央委員会で決議した
「活動の特徴及び総括と方針」を掲載しました
上半期の活動の特徴
- 憲法改悪と一体になった「教育再生」の動きや、憲法9条を守り「戦争する国」づくりをゆるさない行動、教育全国署名などに取り組んだ。
- 2月27日の定期大会実施以降も、新型コロナウィルスによる感染症が猛威をふるい、現在も感染拡大は収束していない。8月上旬には札幌では五輪のマラソン・競歩が強行され、第5波の感染爆発が起こってしまった。昨年よりも深刻な感染拡大のなか、オンラインによる学習会・会議の実施など、組合の活動を止めない工夫や努力が続いている。
- 働き方改革、「変形労働制」導入を許さない取り組みを進めるとともに、それぞれの学校・職場の実態を交流しながら多忙化解消に取り組んだ。
- 学校では、オンライン授業、タブレットの使用が推奨されその準備に追われる一方で、子どもの育ちにとって大切な行事は中止・延期・縮小される事態が続いている。また、2学期スタート後には、多くの小中学校で学級・学級閉鎖が生じている。これまでにない「非常事態」が長期化する中、子どもも教職員も不安や疲労を溜めている状態である。全教札幌は、今年度も7月上旬に、札幌市教育委員会に「要請書」を提出した。いずれも、合同会議などで出された組合員の要求を「要請書」に盛り込み、伝えることができた。
総括と方針
1.子どもが笑顔で輝く学校を(組合員の教育的力量を高めるために)
2.みんなが笑顔で働ける学校職場に(組合員の職場要求実現のために)
3.暮らしを守り、要求実現のために
4.仲間を増やし、共同する活動を前進させるために
子どもが笑顔で輝く学校を
- 教育実践の交流を行なう。
・例年実施されてきた、道民教などの集 会・学習会が中止になった。
・合同会議は5/9(6名)、7/3(10名)に実施され、教育実践の交流が行なわれた。
○今年度はオンラインと事務所での対面の組み合わせで7月の合同会議を実施することができた。
これからの会議にオンライン方式を取り入れて、参加しやすい形を工夫していきたい。
2.年間を見通した活動計画を立てる。
・組合の年間活動計画の中に、道民教、子育てフェスティバル、合同教研、基礎学力研究などを位置づけてきた。今年度も各研究会・集会はオンライン開催などに変更するなど、工夫して実施していく。
○ZOOMなどを使用したオンラインの学習会や集会に参加することができた。
3.保護者・他団体・地域との共同のとりくみを促進する。
・道民教、メーデー、集会などが中止になり、共同のとりくみについてはオンラインなどで工夫して開催
されている。各組合員の条件に応じて参加に努力してきた。
・子育てフェスティバル実行委員会についてもオンライン(ZOOM)で行っている。
○上半期は各種集会や対面での署名活動などが困難だった。引き続き様々な団体との共同を
進めたい。
4.全道的・全国的な学習会に積極的に参加する。
・昨年中止になった「教育のつどい」はオンラインで開催された。(8/19~22)
○オンラインで学習会や講演会が実施されているので、各組合員の条件に応じ参加に努力していく。
2.みんなが笑顔で働ける学校職場に
1.会議や学習会などで職場の問題・課題を話し合い、よりよい学校現場づくりをめざす。
・合同会議 5/9(6名)、7/3(10名)
○5月の合同会議では、共済加入の呼びかけ郵便物を約350名の新採用者に送付する作業を行い、その後短時間だったが、状況の交流などを行った。また、7月の合同会議では、ZOOMで参加した人と、事務所で参加した人とが合わせて10名だった。1学期のそれぞれの職場の様子や、GIGAスクールに伴う取り組みなどについて交流することができた。また、合同会議での要求を7月に札幌市教委に提出した「要請書」に盛り込むことができた。
2.職場活動の方針をつくり、とりくみの交流を図る。
・年間計画をもとに、組合員通信(NO 3 まで)などで活動の見通しや月の重点を知らせた。
○引き続き、諸会議・組合員通信・郵送作戦を充実させ、職場活動の具体化の材料を提供していく。
3.職場要求を集約して解決を目指す。
・臨時休校中の様子や、臨時休校明けの学校状況などについて交流し、7月上旬、札幌市教育委員会に「要請書」を提出した。組合員の要求を「要請書」に盛り込み伝えることができた。
・えがお署名(45筆)〔昨年は86筆〕、 教育全国署名 (30筆・9/10現在)〔昨年は35筆9/4〕
○職場アンケートの実施はできなかったが、職場の要求を集約し署名活動や学習会などにつなげたい。 教職員の会との共同も工夫したい。
4.年間計画をたて、分会訪問を行なう。
・分会訪問は計画できていない。
○部外者の訪問を制限している学校があるため、場所や設定のしかたを工夫し、会議に参加しづらい組合員の職場訪問を後期の課題とする。
5.管理職との懇談(校長交渉)を進める。
・「人事評価制度」の期首・期末面談も含め、諸会議で交流した。
○一人分会が多いが、管理職との交渉・懇談のときの要求のしかたなどを交流したい。
3.暮らしを守り、要求実現のために
1.憲法改悪の強権的な動きに対しての取り組みを強める。
・メーデー・憲法集会はオンライン(YOU TUBE)で実施された。
2.人事評価制度・査定昇給・免許更新制などに反対し、民主的な学校づくりのための取り組みを行う。
・人事評価制度に伴う期首面談などの様子を交流し、問題点を再確認した。
○人事評価制度・査定昇給の問題点を明らかにして、情宣ビラ作成などの具体的な取り組みを検討したい。免許更新制については、廃止の方向が明らかになっている。
3.「ゆきとどいた教育全国署名」35人学級などの諸要求実現の活動を通して、教職員・保護者・地域の人たちと連帯し運動の輪を広げ、要求実現の力を高める。
・教育全国署名スタート集会はオンラインで行われた。
・「教育全国署名」~9月10日現在 約30筆(目標200筆)
・「えがお署名」~45筆
○職場で署名を回す組合員が増えた。更に多くの教職員・他団体に呼びかけ運動を広げたい。
〇35人学級のついては、約40年ぶりに小学校で実現することになった。中学校でも35人学級が実現するように引き続きとりくんでいく。
4.札幌市教育委員会、石狩教育局,各市町村教委との交渉を軌道に乗せる。要求を集約して質問状や要求書を作成して交渉する。
・市教委交渉(今年度の要望をまとめた要請書提出)~7/2 (回答は8/18)
○交渉に向けての取り組みを更に強化したい。
5.道教組に結集して、様々な要求闘争に取り組む。
・道教組大会・オンライン開催 3/6(5名)
・女性部会議はオンラインで開催された。 5/23(1名) 各専門部の総会も文書交流やオンライン開催
となった。
・教育署名(街頭宣伝)~街頭宣伝は1回実施された。7/17(1名)
・教科書展示会参加~7/29(1名)
○引き続き積極的に取り組み、要求交渉などでの参加者を増やしたい。
6.要求で一致できる全ての団体や個人との共同の取り組みを強めると共に、組合員の政党支持の自由を保障していく。
○上半期は各種の集会がオンライン実施となった。今後も参加者の増加を目指す。
7.30人学級など私たちの要求を実行する政治を実現するために各政党の教育政策を注視し、政党に要求を訴えていく。
○上半期には政党との懇談会などは実施できなかった。今後、可能な条件を探り、様々な会派と懇
談したい。
8.その他
・政令指定都市交流会(例年6月実施)はオンラインで実施された。6/12(1名参加)
○全国の状況を交流し活動の参考にすることができる会議なので、12月に実施される場合は、現役の組合員を派遣したい。
4.仲間を増やし、共同する活動を前進させるために
1.組合員への連絡を徹底して行い、日常的に組合員同士のつながりを強める。
・合同会議の連絡や資料配付は執行部で行った。メールやFAXでの連絡も積極的にできた。
○後期は二桁以上の参加で合同会議を成功させたい。
2.組合員への通信を発行し、活動を紹介し交流する。
・石狩札幌組合員通信の発行 ~NO3(9月10日現在)
○各種集会・学習会の様子や組合活動の重点などを詳しく知らせ、組合活動の情報交流の力になった。通信の作成を執行部で分担した。
3.組織拡大を目的意識的に取り組む。拡大月間を設ける。
・全教紹介リーフ、共済紹介リーフ 郵送作戦 (5/9 新採用者 350通)
○年度内に複数の拡大を目標にして、ねばり強く働きかける。
4.共済の取り組みを強化する。
・新採用者に組合、共済紹介資料を配布(350名)
5.実務体制の強化
・佐々木先生の書記勤務で、道教組や市教委からの連絡資料を組合員に転送したり、会計業務などを行った。
〇引き続き書記局中心で行う。
6.ホームページを作成する。
〇道教組のホームページで 「組合通信」を閲覧できるようにした。(道教組 単組情報コーナー)
7.親睦行事を企画し、未組や家族との交流を深める。
・親睦交流会 盤渓つりぼり ~7/25 (6名参加)
○コロナ禍のため、野外での活動、飲食はなしという条件で坂野さんの企画で実施できた。晴天に恵まれリフレッシュと親睦を図ることができた。
○昨年は中止したスキー研修を1月に計画中。