全教石狩札幌
教職員組合
私達は教育に関わる課題を解決する労働組合です
全教石狩・札幌活動報告
要請行動
教育委員会に要請書を手渡しました
親睦行事を行いました
7月25日(日)に盤渓つりぼりにて、釣りを楽しみました
中央委員会を行いました
全教石狩第17回・全教札幌5回
中央委員会を開催しました。下のブロックにアピールを掲載しました。ご覧下さい。
中央委員会アピール
令和3年度の学校運営は、昨年に引き続きコロナ禍の影響を受けて「新しい学校生活様式」を念頭において、「感染対策」と「学びの保証」の両輪で行われてきました。特に私たちが勤務する札幌市、石狩管内は5月中旬から再び蔓延防止等重点措置に指定され、運動会や宿泊学習・修学旅行の延期や縮小開催を余儀なくされました。子どもたちが楽しみにしている行事の延期や変更等で、準備を進めていても計画の変更を余儀なくされる現場は疲労が積み重なっています。教育活動は、子どもたちの声に耳を傾けながら進めるべきですが、その余裕が全くありません。また、夏休み後の8月26日から見られたデルタ株の猛威により3度目の緊急事態宣言が発出され、「自分の学校でもクラスターが起こるかもしれない。」という危機感を抱き、警戒しつつ教育活動を進めざるを得ない状況です。
これまでの学校教育で大切にされ、当たり前に行われてきた、子ども同士が顔を寄せ合って話し合ったり、互いの歌声を聞きあって表情豊かに合唱したり、大きな声で笑いあったりするような、関わり合うことが全くできない学校になってしまいました。学校が大切にしてきた縦割り活動(上級生が下級生のお世話をするなどの取り組み)や多学年によるふれあいの活動も、コロナ禍では中止せざるを得ません。これまで、長い時間をかけて先人たちから引き継いできた学校文化がたった2年間で大きく様変わりしつつあります。
子どもたちは常に三密を避けて過ごさなければならず、次第に挨拶や返事ができない子、小さな声しか出せない子、マスク生活が当たり前になり表情が見えにくい子、希望を見いだせず無気力な子、登校不安になり不登校傾向な子などが増え、私たち教職員は学校での教育活動の難しさを日々感じて仕事をしています。私たち教職員が向き合い、関わり合う中で、子どもたちの不安や心配を少しでも減らしたいと努力しますが、現実は厳しいです。
そんな中、文部科学省は『「学びの保証」総合パッケージ』「令和日本型教育」など、新しいキャッチフレーズを次々に打ちだし、推進するように現場に求めています。各学校ではGIGA端末が矢継ぎ早に整備され、「個別最適化の学習」を目指すことが求められています。長期にわたって休まざるを得ない児童には、端末を貸与し、オンライン授業を推進するように通達が下ろされています。現場では、休んでいる児童のプライバシーも守りながら、さらにオンラインで授業も求められる現状。コロナ感染症の感染予防のためにあらゆる神経を使い疲弊している学校現場の実態を鑑みずに、怒涛のように推し進めるやり方は甚だ疑問です。
大変厳しい学校現場ではありますが、「働き方改革」の必要性が社会全体に浸透してきました。また、長年訴えてきた「教員免許更新制」の廃止や小学校での「35人学級」が実現しようとしています。私たちが地道に活動し、訴えてきたことが芽を出しつつあります。私たち全石狩札幌教職員組合と全札幌教職員組合は、どんな厳しい状況であっても「子どもが主人公の学校づくり」を目指し続けます。身近な職場の同僚や教室の子どもたち、保護者の声に耳を傾け、笑顔あふれる学校をめざして実践や悩みを交流し合い、運動の輪を広げていきましょう。夢や喜びを持つ教師であり続けるために、組合員としての自負と誇りをもって、地道に活動していきましょう。
2021年10月16日
第17回 全石狩札幌教職員組合中央委員会
第 5回 全札幌教職員組合中央委員会
全教石狩札幌教職員組合所在地
Google Maps のコンテンツは現在の Cookie 設定では表示されません。"コンテンツを見る"を選択し、Google Maps の Cookie 設定に同意すると閲覧できます。詳細は Google Maps のプライバシーポリシーをご確認ください。Cookie の利用は、Cookie 設定からいつでも変更できます.